ジャーマンライフ パトちゃん
ジャーマンライフ
ドイツにて単身で暮らすTictac100のだらーんブログ。
パトちゃん
Tictac100のオフィスは10畳くらいの部屋で、そこにパトちゃんという28歳の二枚目と居る。
Tictac100は彼が大好きじゃ。

といっても、そういうことではない。

彼には同棲する子連れの彼女がおるが、彼女が大都会大学の学生さんであるため、住まいはその大都会。
そして毎朝、その大都会から会社まで、アウトバーンを愛車ゴルフで飛ばすこと約60km。
そして、出社時間は大概一番乗りである。
Tictac100は通常1〜3位であるが、駐車位置で誰が一番じゃったか判るのである。

デスクには「彼女+子供」の写真を飾り、壁には子供が書いた絵を飾っておる。
ここまでは普通。しかし、その飾り方が無骨で良い。
写真は手でちぎって適度なサイズに変更。絵は裸のまま図面と一緒に飾る。
彼は機械屋さんである。

時々早く帰社することがある。子供を迎えに行くためである。

朝、Tictac100にこんな挨拶の仕方をする。
「サヨナ〜ラ〜、、♪ オーー ヤパーナー(日本人)♪、、、」
本人曰く、作詞作曲パトちゃんの完全オリジナルらしい。
この唄の意味はなんじゃ?っと聞くと、
「一種のあいさつ。あいさつ。」
とゆーんで、さよならってどーゆー意味か知っちょるん?と尋ねると、
「にっひっひ、、教えてもろーたんじゃワシは!おはようっの意味じゃー!」
と勘違いをしていたようである。
彼女にTictac100のことを話し、彼女が友達に話し、、、、、、
最終的に中国人留学生が「サヨナラ=おはよう」の情報提供をしたようである。
真相を知ったときは、
「マジで!」
との反応であった。
それでも唄うので、最近はTictac100も彼に対する朝の挨拶として唄っておる。

昼の挨拶は、左手のパーと右手のグー(こぶし)を胸の前で合わし、お辞儀をして、
「センセイニレイっ!」
という。
はじめは何を言っているのか判らんかったが、
「先生に礼っ!」
と言っているのである。
子供の頃、空手を習っていたそうである。
そこで、Tictac100は、
「パトちゃんに!礼っ!」
と、正確な発音で挨拶する。


32のTictac100のことを〇〇ちゃんと呼ぶ。
二人で呼び方を決めたのじゃ。
先日、彼の祖父に電話をしていたとき、Tictac100の話しになったようで、その際も〇〇ちゃんと言っておった。
T家(パトちゃんのファミリーネームはT)では、既にTictac100は有名人らしい。

趣味はクラッシックカーである。
といっても、農作業用トラクターの古いやつ。一台保有している。
単気筒、4000cc。どんな燃料でもエンジンが始動するスゴものらしい。
ほんまかいな?
先日、ギアを組み間違え、発車ゴーっ!で、いきなり後退したそうである。
ほんまかいな?
(本投稿の許可申請をパトちゃんにしたところ、現在はコンロッド曲がりの問題を抱えているとの情報提供有り。ギャグ無し。)


また、議論好きと言われるドイツ人の中でも、さらに際立って議論好きである。
最近ドイツに広まるある教育制度が気に入らない御様子。
これは、よーTictac100も理解してないが、機械+電気の両方を勉強するなどして、
機械−電気屋さんの資格を得たり、、。
更には機械−電気−化学屋さん、、、のようなマルチ屋さんも有り得るとのことである。
当の会社にもその教育システムがあるが、意地でも参加したくないとのこと。
そのこと自体には賛成であるが、教育期間が短すぎるという理由で「違っている!」と主張。
上司が説得しに来るが、徹底的に議論を始める。

Tictac100がこの地に来て、ドイツ人と戦争の話しをしたのは、パトちゃんとだけである。
それも初日に、最初の話題として、パトちゃんから御題を出してきよった。
ヒトラーのこと、「ハラキリ パイロット」のことなど。
何故、そんなことが起きてしまったかの理由を探しているようである。

家で飲むアルコール類は、PETボトルビールのみである。
それが、最も環境にやさしいと思っているからである。
Tictac100に言わすと、それは誤りである。
でも、そこまで徹底する。

ここの人達は皆が非常に親切で、Tictac100を見かけると
「昨日はどっかに行った?」
「食べ物や気候は問題ない?」
といったことを聞いてくる。
が、パトちゃんの手法は違う。
Tictac100の様子を気にかけ、一人で居たりすると、非常にさり気無〜く近寄り、声を掛けているつもりである。
そして、非常に不自然なことを聞いてくる。
「寿司の絵描いて。」
「寿司の写真持ってない?」
と寿司にこだわる。しかも、にぎりは寿司と認めておらず、寿司=軍艦と思っている。
更には寿司を食べた経験はない。

ドイツにも風俗店があるらしい。
Tictac100も誘われるが、そういうのは嫌い。というか苦手なので行かない。
パトちゃんも行かない派。

そんなパトちゃんが、Tictac100は好きじゃ。
ある日パトちゃんに言った。
「パトちゃんは、ワシのベストフレンド イン ジャーマニーと思っちょる。」と。
パトちゃんは、頬を赤らめ、
「にっひっひ」
と笑い、Tictac100にウィンクするのであった。

そんなパトちゃんとTictac100には秘密がある。

日本人の車の運転を心配した上司は、ドライビングレッスンを計画し、
パトちゃんをインストラクターに任命。
パトちゃんにコースを説明。標識についての指導等を指示したのであった。
そしてレッスンスタート。
しかし、Tictac100は反対車線に進入するわ〜、パトちゃんは道が判らずに迷うわ〜、、。
結局インビスで飯を喰らい、煙草を吸い、時間を稼ぎ、上司の元へ。
パトちゃん「完璧な運転でした。問題なしです。」
Tictac100「インストラクターが良かったので。」
二人で契約を結んでいたのであった。

そして、もしパトちゃんが日本に来ることがあれば、
今度はTictac100がインストラクターになることを約束したのでした。

おしまい。





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